トラックバックは2002年8月、Movable Type 2.2に初めて実装された「リンクお知らせ機能」または「自動リンク作成機能」といえる機能です。
例えばあなたがAさんの記事を読んでいる時に何か意見が生まれたり、別のアイディアが生まれたとしましょう。このことをその記事のコメント欄に書いてもいいのですが、ちゃんと書くと結構な分量になってしまいそうです。そんな時にトラックバックを利用します。
あなたが抱いた感想をあなたのブログに書いて、Aさんの当該記事にトラックバックを送ります。するとそれを受け取ったAさんはAさんの記事に関連する別の記事の存在を知ることができ、より深い知識や別の考え方や関連するまた別の情報を知ることができるようになるのです。
Aさん以外の人にもトラックバックは有効に作用します。通常であればAさんの記事だけを読んで「はい、おしまい」となるのですが、そこにトラックバックで別の関連する記事があることも知ることができれば、そのトラックバック先の記事も読んでみたくなることでしょう。たとえそれがAさんの記事に反論する内容の記事でも読者としては1つのテーマについてのいろいろな人の様々な意見を読むことができるので自分の意見をまとめるのに役に立つことでしょう。
具体的な例を挙げてみましょう。例えば、Aさんが自分のブログのタイトル部分の色を変えたいと考えていました。そして自分なりにいろいろ調べて最終的に色を変更することができるようになったので、その過程をブログで記事に書いてみることにしました。Aさんの記事はその苦労が伝わるとても丁寧な内容だったのですが、実はもっと簡単に行う方法がありました。
BさんはAさんの記事を読んだ時にその方法をAさんに教えたかったのですが、コメント欄に書くと長くて読みづらくなってしまったり図版が使えなかったりするので自分のブログでその方法を説明した記事を書いてトラックバックを送ることにしました。

トラックバックで通知を受け取ったAさんは、早速Bさんのその記事を見にいきました。そこにはAさんが行った方法よりももっと簡単に実現できる方法が書かれていました。この時、AさんはBさんのその記事に対して「教えてもらってありがとうございます。」というコメントを残すこともできますし、自分のブログで新しくBさんの方法を紹介する記事を作成してBさんにトラックバックでそのお礼記事の存在を知らせることもできます。どちらの方法も間違っていませんのでその時の雰囲気でどちらかを選べばいいでしょう。
こういうコミュニケーションが「トラックバック」という形でブログ内に残っていきます。するとAさんの記事を読んだ人は必然的にBさんの記事を読んで最終的に一番便利で楽な方法で同じことができるようになるわけです。
普通は自分が得た情報は自分の中に仕舞い込んで他人にはなかなか公開しないものですが、ブログの世界では自分が得た情報は極力公開した方が最終的には自分の利益になって返ってきます。つまり情報を公開することで情報が入ってくるようになるのです。
このことは実際にやってみて初めて経験できるものです、是非自分のブログであなたが知っている情報を惜しみなく公開してみてください。ある日突然予想もしないトラックバックが送られてきてびっくりすることでしょう。